横になったとたんに肩が痛くなる。うとうとしたと思ったら、真夜中に痛みで目が覚める。どんな体勢をとっても、どこかが引っかかる。
五十肩の夜間痛は、日中の痛みとは種類が違います。動かさないのに痛む。休もうとするほど痛む。そのつらさは、経験した人にしかわからないものがあります。
「なぜ、寝ているときのほうが痛いのか。」
今回はその理由と、神経整体がどうアプローチするかをお伝えします。
夜間痛が起きるメカニズム
五十肩の夜間痛には、いくつかの要因が絡み合っています。
まず、横になることで肩関節への血流が変わります。日中は重力により体液が下方向に流れますが、横臥位になると肩周辺の組織に血液や炎症物質が集まりやすくなります。炎症が活発な時期には、この変化が痛みを強める引き金になります。
次に、筋肉の緊張パターンの変化があります。日中は無意識に肩を「庇う姿勢」で固めていますが、眠ると防御反応が外れます。その結果、炎症のある組織が刺激されやすい状態になります。
そしてもう一つ、見落とされがちな要因があります。自律神経です。
夜、副交感神経が優位になると、血管が拡張します。これは本来、回復のための正常な反応ですが、肩の炎症が強い場合、拡張した血管が周囲の神経を圧迫し、痛みが増幅されることがあります。
「炎症期」と「拘縮期」では夜間痛の性質が違う
五十肩には大きく分けて、炎症が強い「炎症期」、関節が固まっていく「拘縮期」、少しずつ動きが戻る「回復期」の3段階があります。
夜間痛がもっとも強いのは炎症期です。この時期は、無理に動かすことで炎症を悪化させるリスクがあります。「痛くても動かしたほうがいい」というアドバイスは、この時期には逆効果になることがあります。
一方、拘縮期に入ると炎症は落ち着くものの、関節包が縮んで動きが制限されます。夜間痛は軽くなりますが、朝の着替えや洗髪で「腕が上がらない」という困難が前面に出てきます。
どの段階にあるかによって、適切なアプローチはまったく異なります。
「痛み止めで様子見」が長期化を招くケース
夜間痛がつらくて、痛み止めや湿布を使い続けている方は多いです。症状を緩和する意味では有効ですが、痛みの原因そのものには作用しません。
神経や関節包の炎症が続いている状態、骨格のゆがみによって肩周囲の組織に負荷がかかり続けている状態——これらが放置されたまま数カ月が経過すると、拘縮が進行して可動域の回復に時間がかかることがあります。
夜間痛が2週間以上続いている場合は、専門家への相談を早めにおすすめします。
神経整体が夜間痛にアプローチする理由
さかき神経整体院での施術は、肩だけを見ません。
肩関節の痛みは、頸椎・胸椎の歪みや、肩甲骨周りの筋肉・神経の緊張と密接につながっています。背骨の並びが乱れていると、肩への神経の通り道が狭くなり、わずかな刺激で強い痛みが出やすい状態になります。
施術では、頸椎・胸椎の位置を整え、肩甲骨周辺の緊張をゆるめながら、神経が正常に機能できる環境を作ることを優先します。直接肩をグイグイ押したりもみほぐしたりするのではなく、体全体のバランスから肩の状態を変えていくのが当院のアプローチです。
「施術の翌日、久しぶりに夜間痛なく眠れました」という声をいただくことがあります。即効性には個人差がありますが、神経系へのアプローチが夜間痛の軽減に結びつくケースは少なくありません。
まとめ
五十肩の夜間痛は、「炎症」「血流の変化」「自律神経の関与」が絡み合った複合的な症状です。
痛み止めで様子を見るだけでなく、原因に対するアプローチが早ければ早いほど、回復も早くなる傾向があります。
「寝られないほど痛い」という状態を放置せず、ぜひ一度ご相談ください。京都宇治さかき神経整体院では、夜間痛でお困りの方のご来院をお待ちしています。
京都宇治のさかき神経整体院では、神経系へのアプローチを大切にした施術を行っています。お身体のお悩みはお気軽にご相談ください。
